97歳の方に発作性心房細動に対するカテーテル心筋冷凍焼灼術を施行しました

 

クライオアブレーションというのは風船(クライオバルーン)を

4本の肺静脈に押し当て、亜酸化窒素をマイナス40℃〜50℃まで

冷却し悪さをしている不整脈の細胞を冷凍し治療するカテーテル治療です。

 

従来のアブレーションより低侵襲かつ短時間で出来るため

発作性心房細動をお持ちの御高齢の方でも治療が受けられます。

 


 

2018年6月25日に当院の高瀬医師が97歳という御高齢の患者様に対し

クライオアブレーションを施行いたしました。

もともとお元気な方で公共のバスを使ってお一人で通院されていた方ですが

今回、発作性心房細動で2回の心不全を起こしたため、御本人・御家族の

御希望により治療を行いました。

 

 

治療は無事に終了し、今は正常の脈を維持となりました。

翌日から病棟で歩行リハビリを開始しています。


磁気を利用した最新のカテーテルアブレーションを行いました

 

当院は2017年3月磁気センサーを利用したナビゲーションシステムを

導入しました。

 

心房細動や心室頻拍など、心臓の各部屋の中で複雑なカテーテルの

操作を要するカテーテルアブレーションでは、現在3Dナビゲーションシステムは

必要不可欠な道具と言えます。

 

当院が採用しているシステムはSt. Jude Medical 社NAVXシステムです。

 

 

カーナビと同じ考え方で、3つの離れた測定器から、現在のカテーテル

正確な位置を把握することができます。

従来のシステムは抵抗値の値を使用して、その位置を計算してきましたが

今回採用したナビゲーションシステムにより磁場の情報が追加され

よりリアルな心臓の3Dモデルの作成できるようになりました。

 

 

これに加え Contact forceという機能も加わり、今まで4時間以上

かかった心房細動のアブレーションが2時間から3時間で治療が出来る

ようになり、大幅に手術時間の短縮が出来、かつより安全に確実に

焼灼できるようになりました。

 

 

 

心房細動や心房粗動の診断を受けている方や

最近動悸、不整脈を感じる方はご相談ください。

 

「あやせ循環器クリニック」

予約専用電話 03-3605-2117

(平日のみ:午前9時から午後5時まで)


心臓カテーテル検査の様子

 

本日は、綾瀬循環器病院での心臓カテーテル検査の様子をご紹介します。

上の写真は、カテーテル室の内部の写真です。
綾瀬循環器病院のカテーテル室は2室あり、2人の患者さんの検査・治療を
同時刻に実施することができます。


こちらは、カテーテル検査室の外にいる放射線技師の様子です。
カテーテル検査前の準備として、患者さんの情報を慎重に入力しています。


野崎直樹副院長によるカテーテル検査中の様子です。
検査台に横になっている患者さんの様子とモニターに頻繁に目を行き来させながら、
素早く的確に検査を行っているところです。

このように、心臓カテーテル検査は担当医と技師が連携して慎重に実施しています。


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胸部大動脈瘤切迫破裂に対してステントグラフト内挿術を行いました


先日、他院からのご紹介で胸部大動脈瘤切迫破裂に対する
緊急胸部ステントグラフト内挿術と鎖骨下動脈コイル塞栓術を施行しました。

綾瀬循環器病院では2室の手術室があり
同時に2件の人工血管置換術が可能なスタッフが常駐しておりますが
今回はご高齢の方のため、低侵襲の
ステントグラフト内挿術を施行することになりました。


無事2時間ほどで手術を終了しました。
これからも東京都CCUネットワーク 急性大動脈スーパーネットワークの
重点病院として大動脈瘤に対する救急医療に全力を尽くしていきます。


急性心疾患(急性心筋梗塞・不安定狭心症など)や急性大動脈疾患が
疑われる場合、医療機関からの要請に限り当院のモービルCCUで
医師・看護師・技師が同乗しお迎えにあがります。

急性心疾患や急性大動脈疾患が疑われる方がいる場合は
ご相談ください。

 

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胸部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を施行しました

(当院のマルチスライスCTで撮影した胸部大動脈瘤)

最近、動脈瘤の患者さんが増加しております。

今までの動脈瘤の治療は、大きく胸やお腹を開けて
人工血管に置換する治療が主でした。
しかし、手術における患者さんの体の負担は大きく
合併症のある方、ご高齢の方は治療が難しいとされてきました。

近年では「カテーテルによる動脈瘤の治療」が広く行われるようになり
ご高齢の方や合併症のある方など従来の人工血管置換術では
ハイリスクとされるような患者さんに対しても
動脈瘤の治療が可能となりました。


綾瀬循環器病院でもカテーテルによる動脈瘤の治療
「ステントグラフト内挿術」を積極的に行ってります。


先日も胸部大動脈瘤の患者さんにステントグラフトによる治療を行いました。
患者さんは肺疾患で呼吸状態が悪く、人工血管置換術は難しい方でした。

(ステントグラフト内挿術中の画像。動脈瘤の一部が瘤(こぶ)になっているのが
わかると思います)


手術は1時間ほどで、ステントグラフトによって動脈瘤を塞ぐことができました。
術後の経過は良好で、手術の翌日には食事も始まり現在は一般病棟で
元気にされております。

足立区近隣の方で動脈瘤と診断された方、疑いのある方は
当院にご相談ください。



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胸部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を行いました

 胸部大動脈瘤に対してステントグラフトによる治療を行いました。
今回は東京女子医科大学病院の横井先生に患者さんの
動脈瘤に合う形の独自のステントグラフトを作成して頂きました。


当日は東京女子医科大学病院の横井先生、東先生に手術のご協力を頂きました。


手術は2時間と短時間で無事終了しました。
術後の経過も良好で、翌日には歩行が可能な状態でした。


術前の大血管CTです。画像の中央にあるのが胸部大動脈瘤です。


術後の大血管CTです。ステントグラフトが留置され
胸部大動脈瘤が消えているのがわかると思います。

大動脈瘤に対する従来の開胸・開腹による人工血管置換術と比較して、
低侵襲である「ステントグラフト」による治療に積極的に取り組んでいます。

胸部または腹部大動脈瘤と診断された方、あるいは疑いのある方は
当院へご相談ください。

今後も当blogにて綾瀬循環器病院における
ステントグラフト治療について取り上げていきます。




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上室性頻拍に対するアブレーション治療を行いました


 
今日の写真はアブレーション治療中の様子です。
アブレーション(ablation)とは「取り除くこと、切除すること」という意味です。
カテーテルにて電気をを流して焼き切るので電気焼灼とも呼びます。



マッピングといってカテーテル先に電極があり心電図を計測し
異常な部分を見つけていきます。
そして異常部分を高周波電流を流して焼きます。

・安全第一
・1つ1つの作業を丁寧に
・合併症をつくらない

スタッフ全員で心がけて業務を行い、無事アブレーションを終了しました。



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IVUS(アイバス)血管内超音波検査



この写真はIVUS(アイバス)=血管内超音波検査と言います。
心臓カテーテル治療(PTCA)を行う場合に用いられる検査で
冠動脈の血管内の中を超音波で画像化したものです。

この検査をすることによって血管の径や細さ、どの部分が
どのくらいの長さになっているのかなどが分かります。

ステント治療をする場合のステントの長さを決めるのに
用いられています。

当院でも心臓カテーテル治療を行う際は
IVUSによる検査が行われています。 

 


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ステントグラフト内挿術を施行しました


今日は腹部大動脈瘤に対する

「ステントグラフト内挿入術」が行われました。


 

約3時間に亘る手術でしたが

無事終えることが出来ました。


当院で行われるステントグラフト内挿入術の件数も

年々増えてきています。

更なる技術向上のため医師を始め他のスタッフも

日々経験を積んで努力して行きたいと思います。




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心房粗動に対するアブレーション


今日は心房粗動に対するアブレーション治療が施行されました。

いつものように野崎副院長が執刀医となり治療開始です。


3時間にも亘る治療の結果・・・

無事終了することができました。


 

患者さん、野崎副院長お疲れさまでした。



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